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ブーツ職人からのアドバイス

全部で250が乗れる売上債権という名の観覧車は常に満席で、1年間で1,000の売上が乗り込んできます。 1[亘]転で250が乗り込めますから、1年間で1,000の売上が乗り込むためには1年間で4回転する必要があります。
これが売上債権観覧車の回転率です。 365日で4回転ですから1回転に要する日数は91.3日です。

これが売上債権観覧車の回転日数です。 売上は毎日1,000÷365ずつ乗り込んで、観覧車が1回転すると降りてきます。
降りるときに現預金に変わります。 1回転するのに91.3日かかりますので、どの売上もすべて91.3日間を売上債権観覧車で過ごした後現預金となって降りてきます。
したがって、売上債権の平均残存日数は91.3日ということになります。 これで、「売上債権の回転」を実感しながら、売上債権回転日数が売上債権の平均残存日数と同じであるということを理解いただけるのではないでしょうか。
回転率、回転日数は売上債権以外にも、総資産、棚卸資産、仕入債務などにも同様に使われます。 ただし、それらの回転率や回転日数を計算するに当たっては、売上高の代わりにそれぞれの資産や債務の元になっている取引高をもってこなければなりません。
先ほど述べた、分母、分子の意味のある組み合わせの話です。 棚卸資産のなかの製品や商品については、売上高の代わりに売上原価をもってくるべきですし、仕入債務については製造会社であれば原料仕入れ代、仕入れ販売の会社であれば商品仕入れ代などをもってくるべきです。
いくつかの例を示すと次の通りです。 (これは、仕入債務が原料仕入れに関してのみ発生している場合です)いろいろな回転率や回転日数は正確には上記のようになりますが、他社比較や時系列比較をしておおまかに資産効率などを見ようとする場合は、便宜的にすべてに売上高を分子として使うこともよくあります。
また、製品、原料、仕入債務の場合、売上債権のところで述べたように、回転率などよりも平均残存日数で管理するのが普通です。 平均残存日数を計算にするにも、回転率など計算せずに、残高を1日当たりの売上原価や原料費で割る方が手っ取り早い、というのも売上債権のところで述べたのと同じです。
いずれにしても、こうした管理指標は会計のルールや税法で決まっていることではなく、「考えれば分かる」ことですので、TPOに応じて合理的、合目的的に工夫すればいいだけのことです。

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